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2006年 04月 03日
この10日間、私はTurkeyへ行ってきた。 なんと、この歳にして初めての一人旅だ。 英語が全くわからない上に、極度の寂しがり屋&共感したがり屋の私だから、一人旅なんてとてもとてもできる自信がなかったし、そもそも興味がなかった。未知への興味という意味では少しはあったけれども、でもまぁできなくてももちろん全然構わない、と思っていた。 けれども今回、一人旅への後押しをするような状況が重なった。 7年ぶりに長期の休みが取れたことと、彼が非常に忙しく殆ど会えないこと、友人と遊ぼうにも仕事か子育てで忙しく、結局どのみち一人で過ごさなければならなかった。また、一人旅を満喫している友人が私の周りには多く、よく勧められた。 そして、休んでるはずの私の顔はどんどん疲労を増していき、元同僚に久しぶりに会ったときに「なんだか疲れてるね。ふけたんじゃない?」といわれたときに気づいたのだ。私は7年ぶりという長期の休みを”どうにか充実したものにしなきゃいけない”という、精神的な焦りに追われていたことに。 このまま同じ毎日を繰り返し、無駄に時間を浪費していちゃいけない。 海外に行くしかない。 すごく論理的ではない結論だし、意味がないかもしれないけれど、でも、もしかしたらすごく意味があるかもしれない。とにもかくにも、やってみなくちゃわからないじゃぁないか。 そう思い立ったのだ。 とはいえ、正直に告白しよう。 私はチケットの発券を無意識にギリギリまで伸ばし、心のどこかで誰かに止められたらすぐにでも旅をやめるのになぁ~、と思っていたことを。 けれども一人旅の話をしても、友人から返ってくるのは、激励の言葉だけだった。 そりゃ当然かもしれない。みんな、一人旅経験者であり、無事にそれを終えて帰ってきている人たちなのだから。 一番頼りの彼も、止めはしなかった。 「本当に行くとなると、やっぱり心配だなぁ。」とぽつりと言ったことはあるけれども、でも止めることはしなかった。 「連絡ちょうだいね。できれば電話で。」とだけ彼は言った。 私の意志を尊重する。それが彼の優しさだとわかっていた。 そして、それが私の彼を好きなところであるとわかっていた。 そして、今旅を終えて帰ってきた。 たった10日間の旅。 それは、10日とは思えないほど濃い旅だった。 1日が1週間に感じ、10日は1ヶ月にも感じた。 きっとそれは嘘じゃなくて、日本にいたら1ヶ月以上は必要とするであろう、感情の起伏や出来事がこの10日間に凝縮されて存在していたのだ。 そして、果たしてこの10日間の間に、私は何度独りで来たことを後悔し、そして、何度来て良かったと思ったことだろうか。人間の感情なんて、短期間でいとも簡単に変わるものだと改めて思い知らされたときでもあった。 それから、私のそれまでの旅への考え方が変わった。 「旅行」と「旅」。 私はあえてこの二つを分けて表現したい。 私が今まで繰り返してきた「旅行」という、ただ楽しいだけを満喫し、日常にちょっとだけの非日常を取り入れたものとは違い、「旅」とは、非日常にどっぷり浸かる事であり、そして自分との戦いだなと思った。 それらは、似て全く非なるものなのだ。 後悔や不安ばかりが押し寄せていた時、私はずっと考えていた。 全くの非日常の中で、未知への不安と、誰も頼る人のいない孤独と戦いながら、人はなぜ旅をするのだろう? 私は旅中で何度もその答えを探し、自問自答した。「どうすれば旅を楽しめるのか?」と。 きっとトルコでの一人旅なんて、旅経験の中ではまだまだ甘いものだと思う。 わかった気になるのはきっとまだ早い、という事もわかっている。 それほど旅は奥深いのだ。 私は「旅ノート」と称して、何でも書く為のノートを一冊もっていった。 メモでも、日記でも、言葉が伝わらない相手へのコミュニケーションツールとしてでも、何でもいいからとにかく必要だろうと思った。 そしてそこには、当初の予想以上のページを使うことになった。 毎日の日記、そして私の中の葛藤。旅を考える上でのいくつものルートや、それに対する必要経費や時間。その日に使ったお金。それから、喜怒哀楽をともにした仲間の連絡先。。。 それが、いまや私の大切な宝物であることは、言うまでもないだろう。 それらのノートを振り返りながら、そして、旅行中に撮った数多くの写真を織り交ぜながら、トルコの旅行記をここにまとめたいと思うのであーる。 ※みなさま、コメントありがとうございます! 全部読ませていただいています!でも、お返事が遅くなってしまってごめんなさい! 後ほど改めてコメントしますね。
by mmamiki
| 2006-04-03 11:53
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